糖尿病と付き合う

5)普段の生活で気をつけたいこと

「備えあれば憂いなし」、普段から生活を気にかけて改善に努める

体重や血圧を定期的に測りましょう

  1. 体重測定
    自己管理の最も身近な方法です。定期的な体重測定は、食事療法と運動療法、血糖値のコントロールがうまくいっているかの判断に役立ちます。肥満の予防にもつながります。
  2. 血圧測定
    糖尿病の悪化・進行や、動脈硬化の度合いを知る目安になります。可能であれば1日2回、朝は起床後1時間以内に、夜は寝る前に安静にした状態で測りましょう。

禁煙に努めましょう

喫煙は血管を収縮させ、血液の流れを悪くし固まりやすくするため、糖尿病の危険因子の1つです。合併症を起こさない、進行させないために禁煙に努めましょう。

フットケア

高血糖の状態が続くと足の感覚が鈍くなる糖尿病神経障害になりけがや火傷(やけど)に気づきにくくなることがあります。また高血糖状態は免疫力を低下させるため感染症にかかりやすく、足などの傷から気付かぬうちに感染症にかかる恐れがあります。放置すると細胞が死んで腐敗してしまう「壊疽」を起こしてしまうため、日頃からフットケアを心がけましょう。

  1. 毎日ご自身の足をチェック
    帰宅時や入浴時などに足の皮膚や爪に、傷、腫れ、変形、ひび割れ、たこやうおのめ、靴ずれなどがないかをチェックしましょう。かかとや指の間など見にくいところも、鏡などを使ってチェックしましょう。
  2. 爪切り
    爪を切るときは深爪に注意し、一直線に切ってやすりで整えます。
  3. 傷を見つけたら
    傷を見つけたら消毒し、できるだけ早く医師に相談します。小さい傷でも放っておくと感染し、壊疽につながることになるため、「たいしたことないから大丈夫」と思わないことが大切です。
  4. 足は常に清潔に保つ
    靴下をはいて素足を避け、靴はご自身の足に合ったものを選びましょう。また、乾燥している場合は保湿を心がけましょう。

糖尿病でも旅行はできる?

糖尿病でも、たとえインスリン注射をしていても、血糖コントロールが良好であれば旅行は可能です。事前に医師と相談しながら旅行の計画を立てましょう。

  • スケジュールに無理はないか、食事で注意することは何か、また海外旅行では時差による服薬時間の変更など、旅行先で注意すべきことについて事前に医師と相談しておきましょう。
  • お薬や、必要な器具がある場合は、旅行中に不足しないように準備しましょう。
  • 同行される方に、ご自身の病状などを伝え、理解していただきましょう。
  • 海外に行かれる場合は、英文の診断書やIDカードを持参しましょう。

災害時に備える、災害が起こったらどうする?

  1. 非常用キットの準備
    災害時に備え、3日間程度は救援物資が届かなくても大丈夫なように、治療に必要なお薬や器具、生活に必要なものなどを入れた非常用キットを用意しておきましょう。
  2. お薬や手帳などの携帯
    普段から1週間分程度のお薬を携帯する習慣を身に付けましょう。また、糖尿病連携手帳、IDカード、お薬手帳をお薬と一緒に携帯しましょう。緊急時には担当医師に診てもらえないこともあります。その際に、他の医師に現在の治療方法を理解し、適切に対応してもらえることができます。
  3. 緊急時の連絡
    普段から家族や友人と緊急時の連絡方法を確認しておきましょう。
  4. 食事が十分にできない時の注意
    1型糖尿病患者さんの場合は、食事ができなくてもインスリン注射をやめてしまうことは危険です。また、災害時には普段と同じような食事ができないことも多いため、血糖値の上がり方が変わってくる可能性もあります。普段使っているお薬の作用を理解しておくことも重要です。

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