もっとわかるインスリン治療

3) どんな治療法があるの?

患者さんの病気の状態によって、インスリン製剤の組み合わせや注射の回数・時間帯が異なる

主なインスリン治療の種類

インスリン治療はいろいろな方法があり、患者さんごとに血糖値や年齢、合併症の有無、生活スタイルなどを考慮して、どのようなインスリン治療を行うかを医師が判断します。

強化インスリン療法

強化インスリン療法は、インスリン分泌がなくなっている患者さんに対して、基礎分泌と追加分泌を補い、できるだけ健康な人のインスリン分泌に近づけるインスリン療法です。インスリンの頻回投与(1日4~5回や持続皮下インスリン注入療法(CSII))を行いながら、患者さんがご自身で血糖値を測定し、医師の指導のもとで、患者さんご自身が決められた範囲でインスリンの注射量を調節します。
基本的には1型糖尿病の患者さんに対して行われる治療法ですが、2型糖尿病患者さんでも膵臓の働きを休ませるために行われることがあります。

経口薬併用療法

1日1回の持続型溶解インスリン製剤を併用して基礎分泌を補う治療法です。2型糖尿病患者さんで、糖尿病の飲み薬(経口薬)で血糖コントロールが不十分な場合に行われます。

持続皮下インスリン注入療法(CSII)

専用のインスリン注入ポンプを使用して、超速効型または速効型インスリン製剤を、持続的に皮下に注入する方法です。
基礎インスリンの注入量を事前にプログラムすることで微調整できるため、より正常なインスリンの分泌に近い状態を再現できます。
従来のインスリン頻回投与では十分な血糖コントロールが得られない患者さんや、手術前後の血糖コントロール、糖尿病合併妊娠など厳格な血糖コントロールが必要な患者さんに行われます。

■持続皮下インスリン注入療法(CSII)
持続皮下インスリン注入療法(CSII)
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