もっとわかるインスリン治療

1) インスリンが必要な患者さんは?

1型糖尿病では必ず、2型糖尿病でも必要な場合がある

インスリン治療が必要となるのは?

1型糖尿病の患者さんは体内でインスリンを作ることができないため、インスリン治療が不可欠です。
2型糖尿病の場合、以下のような患者さんでインスリン治療が必要となります。

  • 食事療法、運動療法、薬物療法を適切に行っているにもかかわらず、良好な血糖のコントロールが得られない場合
  • 糖尿病合併妊娠
  • 重度の肝障害や腎障害がある場合
  • 重度の感染症、外傷、中等度以上の手術(全身麻酔を行うなど)を行う場合

糖尿病合併妊娠

妊娠初期に高血糖が続くと胎児の先天奇形や流産、早産などが起こる危険性が高まるので、妊娠する可能性がある糖尿病患者さんは、妊娠前から血糖コントロールを開始することが重要です。事前に医師に相談し、計画的に妊娠・出産に備えます。
妊娠中の糖尿病の薬物治療は、原則として糖尿病の飲み薬(内服薬)からインスリン注射薬に変更します。厳格な血糖コントロールが必要なため、強化インスリン療法が行われます。

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<解説> 妊娠糖尿病

糖尿病の患者さんが妊娠する糖尿病合併妊娠とは違い、糖尿病ではなかった女性が妊娠してから罹患する糖代謝異常のことを妊娠糖尿病といいます。産後には正常に戻るのが普通です。胎児の正常な発育や分娩に向けて、なるべく早期に見つけることが重要です。そのためには、妊娠初期(初診時または妊娠10週前後)と中期(妊娠24~28週)に糖尿病の検査を行い、妊娠糖尿病の疑いがあれば75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を行って診断します。

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